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| 東京から7人、栃木から4人の参加である。日常業務で |
益々熱がこもる稽古風景 |
| 稽古が十分出来ない部員もいる。移籍、転職された部員 |
| も参加している、OBもいる。お父さんと一緒に参加して |
| くれた6年生の中嶋君、今年も参加してくれた。 |
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| お互いに、自分と相手とをよく見て、知って、真剣に、 |
| 思う存分、稽古を楽しんでいた。 |
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陣中見舞いに訪れた綱島さん |
途中休憩では、OB会那須支部の綱島さんや矢板の |
| 室井課長からの陣中見舞いを頂き、一同元気づいて後半 |
| の稽古を開始、身体がほぐれたせいか、動きが良くなっ |
| た。 |
| 見取り稽古をしている私さえ、手の内に力が入ったり、 |
| つい息を殺したりしてしまう。各自どんなに忙しくとも、 |
| とにかく剣道が好きなのだ。 |
| (見取り稽古;他人の稽古を見て良いところを学び取る) |
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浅草のすぐ北にある白鬚橋 |
隅田川には、荒川との分岐点の新神谷橋から河口の勝 |
| 鬨橋まで鉄橋を除き24の橋がある。白鬚橋から上流と下 |
| 流ではその趣が違っている。 |
| 上流は、荒川とほぼ平行して流れており、マンション |
| や空き地など無味乾燥な風景であるが、下流は、浅草、 |
| 蔵前、両国と江戸時代からの名所を通り、月島から東京 |
| 湾に流れ込む。どちらも川岸が護岸工事のコンクリート |
| で固められ、川辺の情緒が失われてしまっている。わず |
| かに所々にある遊歩道はホームレスに占拠され、とても散策を楽しむ雰囲気ではない。 |
| しかし、下流には跳開橋の勝鬨橋をはじめ、ケルンの吊り橋をモデルにした清洲橋、 |
| 江戸時代に架けられてきた永代橋、両国橋、新大橋、吾妻橋などがあり、それぞれ個 |
| 性的で優雅な姿を見せている。遊覧船からも楽しませてくれる。 |
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| これらの橋は関東大震災の復興事業として架け替え、または新設されたもので、橋 |
| 桁の構造も堅牢にできている。その分、画くのが難しい。 |
アーチの曲線が美しい駒形橋 |
今日は暖かい日和だと出かけていったところ、日陰の |
| 側で風に吹かれ、寒くて震えたこともあり、日差しが急 |
| に強くなり暑くていらいらしたこともあった。しかし、 |
| 勝鬨橋の堅牢で複雑な構造や清洲橋の青色の優雅な曲線 |
| や永代橋、厩橋、駒形橋などが見せるいろいろなアーチ |
| の曲線美は画きあげて充足感を味わうことができる。 |
| 上流の橋は昭和2年に完成した千住大橋を除き、ほと |
| んど戦後に架けられたもので、ただ両岸を繋げる目的だ |
| けの無機質な形状をしている。また、上流は下町情緒とは程遠いところもあり、川辺 |
| に下りていくのが特に難しい。千住大橋や豊島橋は堤防のため橋桁に降りられず、や |
| むを得ず道路から橋を画かざるを得なかったが、車は通るし、橋梁の骨組みが見通せ |
| ず難渋した覚えがある。尾久橋などは国土交通省の管理する土地に入り込んで画いた |
| り、堤防の上にまたがって画かざるを得ないこともあった。また上流の北区や荒川区 |
| にある橋は交通の便の悪い所にあり、バスやタクシーを利用したこともある。さらに、 |
| ある橋への道筋を交番で聞いたら、「橋はすぐそこだが、橋のどこへ行くのか」と聞 |
| かれ往生したこともあった。 |
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| 世界の歴史ある橋をみて感じる『国家の品格』 |
桜橋と言問橋、この辺りは花火大会や桜見物で賑わう |
今、隅田川にある名橋といわれる橋は、大正の終わり |
| から昭和の初めに建設されたもので、工期も戦後の簡易 |
| な外形と構造のものと大差ない。国が震災で疲弊してい |
| るときに景観や安全に配慮し、後世に評価されるような |
| 橋を作り、豊かな経済力を持った戦後に利便のみを考え |
| た橋が作られたことを考えると、国の豊かさではなく、 |
| やはり志の問題であると思った。新大橋などは震災も戦 |
| 災も免れたのに、現在のシンプルな鋼斜張橋に架け替え |
| られ、もとの橋は、旧帝国ホテルなどと明治村に移設さ |
| れ保存されているらしい。 |
| 治水の問題にしても安易に市民から水辺を取り上げた護岸工事と、かの荒川放水路 |
| の掘削という大事業とを比較して先人の志の偉大さに敬服させられる。 |
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| 今年の1月、伊藤 和之会員から市川市東山魁夷記念館で、同画伯が当時の(株)東 |
| 京計器製作所・小諸工場に勤務されておられたころの、小野総務部長や古木取締役・ |
| 長野支部長に関する日記の一部を見つけたと連絡があり、取りあえず、その報告のみ |
| を2月4日、トキメック(東京計器)OB会ホームページの「お便りコーナー」で紹介 |
| させていただきました。 |
| 同じ(株)東京計器製作所に籍を置かれておられた著名人のお一人、「聞け万国の |
| 労働者・・」で始まる労働者の行進曲、「メーデー歌」の作詞者である大場 勇氏に関 |
| する記事は、「東計OB会会報」「けいき」で多くの先輩が寄稿されておられますので |
| 記録に残っていますが、東山 魁夷画伯の小諸工場在籍期間は短期間であったため厚生 |
| 課勤務以外の記録は全くなく、昭和56年(1981年)7月20日発行の「東計OB会会報」第 |
| 10号に故中島 勝治氏(平成13年12月26日、ご逝去、享年86歳)が寄稿された「無題」 |
| に、同画伯に召集令状が来て、小諸駅まで送ったと記されていますのが唯一の記録で |
| した。 |
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| 東山画伯の日記の一部 (東京計器 小諸工場・厚生課に勤務の頃) |
| (以下、原文のまま) |
東山画伯が当時自筆の日記 |
昼食後、ポンプ工場へ行き、帰途児玉希望氏を訪問。 |
| 大塚氏他に一人来客あり。共に二時間ばかり雑談。酒の |
| 話しに賑はふ。懐古園。あの古めかしい、小さな城門と |
| 青葉繁る石垣は既に馴染深いものであるが、今、この町 |
| に来り住む身になって眺める時は感慨一入深いものがあ |
| る。踏切りを越え、坂を登る。このあたりの家は、藁葺 |
| 屋根の形面白く、古き町の詩趣をただよはせてゐる。社 |
| の帰途原田氏と本町通りへ出て、水彩絵具等買ふ。 |
| 本町通りは城下町としての名残りが家の古びた造りにしのばれる。到る処に画題が |
| ある。たしかに古諸を中心としての古い民家の面白さ、浅間、八ヶ岳をめぐる自然の |
| 雄大さは、自分の画嚢を豊かにするに十分である。原田氏と夕食を共にする。 |
| (HP編集注:古諸は小諸のこと) |
| 七月六日 |
| 小野総務部長と今後の執務部門に就き協議する。まだ支部としての陣容が整って居 |
| らず、所謂、技能の特殊性が活用される迄に到つてゐない現状では暫く厚生部門の仕 |
| 事を担当する事にする。 |
| 近々各部の人事も整ひ機能も活動するに至って、自分の特殊技能を生かす部門も確 |
| 立する事が出来る。又、その改革を総務部長もしてくれる。まず、工場の生活をよく |
| 見て、自分の人生勉強の一つとする事だ。退社後、発電所のあたりへ下り、千曲川を |
| へだてて、対岸の村、丘、山々を眺める。 |
| 「千曲川いざよふ波に岸近き宿にのぼりて、 |
| にごり酒にごれる飲みて草枕しばしやすらふ」 |
| 藤村の旅情をなぐさめた佐久の濁酒は求むべくもない現状だが、眺めは同じ薄暮の |
| 千曲川である。 |
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| 関連記事;故中嶋 勝治氏による寄稿文 「会報」10号<昭和56年7月発行> |
| 参考までに故中嶋 勝治氏が「会報」10号<昭和56年7月発行>に寄稿された「無題」 |
| には、同氏が終戦後、小諸を訪ねて、宿泊された旅館や元小諸工場跡を訪ねた想い出 |
| が書かれています。その中で、同僚であった東山 魁夷画伯を召集のため小諸駅まで見 |
| 送ったことが記されていますので再度記載します。 |
| (前略)小諸の懐古園の展望台からみた千曲川の景色は昔とそんなに違わない。蒲 |
| 田工場から疎開してきた人たちが住んでた河辺村大久保も初夏の陽をあびて光ってい |
| た。 |
| あの当時、私は長野工場に転勤を命ぜられ、住居が決まるまでの二ヶ月間、懐古園 |
| の中にある「山城館」という旅館に宿泊していた。広島で一緒に被爆した望月工場長 |
| の播本さんと一緒だった。その旅館に二人の娘さんがいて、その姉さんは小諸小町と |
| 呼ばれていた細身の美人だった。妹さんは小学生で、お母さんはいつでも背筋をしゃ |
| んとのばして毎晩ラジオの講演を聞いていたのを忘れない。 |
| 私は「山城館」を訪ねた。応対にでた中年の女主人の顔に小学生の少女の面影があ |
| った。私が自己紹介を述べると彼女の表情にも感動が走った。“母は三年前に亡くな |
| りました。私ももう40歳を過ぎました。” |
| 小諸工場は跡形もない。私は先日、東山 魁夷先生から送っていただいた画文集“わ |
| が遍歴の山河”の一筋を思い出す。戦火という章の中ごろにこうある。『晴れた空に |
| 白雲がたなびき、季節はずれの涼しい日でした。小諸で私が勤めることになった工場 |
| の主任と打合わせの最中に一通の電報が机の上に置かれた。「26ヒ ショウシュウ ス |
| グカエレ シナガワクチョウニデンアレ スグヘン」読んだ瞬間、私は妙に空漠とした |
| 心の状況でした』 |
| 静かな馬場町の通りを国民服にゲートルという姿の東山さんを駅まで送った。戦争 |
| のため一時、厚生課に勤務され、やがて召集されて小諸を発っていった東山さんにと |
| って、あの当時がいちばん画家として、人間としてきびしい時代であったのだと。 |
| いまは良いお仕事をつぎつぎと発表され、現代日本画家の第一人者でいらっしゃる |
| ことをお慶び申し上げます。(以下省略) |
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| 家の近くの田にも早苗が植えられ、日々成長、緑が濃くなってきた。同時に我家の |
| 庭につばめの飛ぶ姿を見る様になった。隣の家の軒下の換気口の上につばめが2年振 |
| りに巣を作った。昨日(5月15日)あたりからヒナの鳴き声がする。ヒナが誕生したよ |
| うだ。 |
| 昨年つばめが帰ってこなかった理由は、一昨年ヒナがカラスに襲われたからだと思 |
| われる。巣があるのに気付いたカラスが巣の周りに来ると、つばめの親鳥とカラスが |
| 空中戦を演じる。2羽の親鳥がカラスを上から、横から、後から攻撃する。大きさは |
| 20倍ほどカラスが大きいが、スピードでは遥かにつばめが勝る。執拗な攻撃にカラス |
| は2〜3分で退散する。正に親は強しだが、カラスは数時間後また様子を見に来る。 |
| 時には私もカラスの襲撃に気付き棒で威嚇し追払うが、親鳥も私も四六時中見守るこ |
| とは出来ず、ヒナは巣立つことなくカラスの餌食になったようだ。 |
| つばめも外敵や風雨をしのげる安全な場所に巣を作ろうと、軒下の小さなスペース |
| がある換気口の上を選んだのであろう。カラスが巣を襲うには非常に難しい場所だが、 |
| 巣立った様子が無かった。ヒナはカラスの来襲に驚き、巣から飛び出し下に落ち、餌 |
| 食になったものと思う。 |
| 今年、またつばめが帰って来た。親鳥のキュ、キュ、ピィーというさえずりと、ヒナ |
| の元気な鳴き声を聞きながら、無事巣立つことを楽しみにしていました。 |
| 6月初旬、雛の餌をねだる鳴き声が聞こえなくなり、2〜3日後には親つばめの姿 |
| も見えなくなりました。残念なことに、今年も雛の巣立ちは見ることが出来ませんで |
| した。 |
| 無事の巣立ち、来年も待ってるョ |
| ところが先日(7月20日頃)梅雨の晴れ間に見たんです。巣の上と電線に、そして |
| 飛んでいる合計3羽のつばめが我が家の庭に来たのです。一羽のつばめが特徴のある |
| 円弧を描きながら飛ぶ勇姿を見て、私はきっとあの親子のつばめと思いながら見てお |
| りました。4〜5分のことでしたが来年も来てくれるのを期待できた、楽しいひと時 |
| でした。 |
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| 昨年の暮れ、インターネットにはおよそ無縁な90歳になる義母宛へ架空請求葉書が |
| 舞い込み、皆で大笑いをしたことがありましたが、最近、我が家にも“民事訴訟通達 |
| 管理センター”というところから“総合消費料金未納分訴訟最終通知書”なる葉書が |
| 舞い込みました。いかがわしいサイトなど利用したこともなく、個人的には全く身に |
| 覚えがありませんでしたので、インターネットで検索すると、苦情の出ている架空請 |
| 求業者のブラックリストが掲載されていました。私が受け取った葉書の発信者も、そ |
| の中のひとつでした。 |
| 発信者は法務大臣の認可をうけた債権回収事業者の名前を騙ったり、酷似した名前 |
| を用いて、身に覚えのないことを持ち出し、民事訴訟や裁判のとり下げ手続きをする |
| から金を払い込めという手口のものでした。 |
| 身に覚えがないからといって相手に文句や異議申し立てをしようとか、内容を確認 |
| しようと、つい電話を掛けたい気持ちになりますが、電話をすることにより、いろい |
| ろと因縁を吹っ掛けられる恐れがあると経験者から聞きました。警察署や消費者生活 |
| センターなどに相談すると、「一切無視すること」だそうです。 |
| インターネットで検索すると、“郵便物による架空請求の特徴”として、以下の内 |
| 容が載っていましたので参考にご紹介します。 |
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| 世の中、巧妙な手口の振込詐欺被害が後を断ちません。一時あった携帯電話の |
| 「ワン切り」が減り、最近はインターネット・トラブルが増加しており、小・中・高 |
| 校生の被害が増加していると、去る3月9日の読売新聞夕刊に大きく掲載されているよ |
| うに、興味本位に危ないサイトを覗いたために入会金や閲覧料金を請求されることの |
| ないように家庭や学校で警告を発して、正しい教育指導を実施する必要があります。 |
| 同様に、個人情報を盗む手口の一つに、パソコンに侵入し、パスポートやクレジット |
| カード番号を盗む「スパイウエア」のトラブルが増加しています。更に「迷惑メール」 |
| が滅茶苦茶に増加しています。本当に迷惑なことですね。不審なメールは絶対に開か |
| ない、危険なサイトは覗かない、危ないと思ったら近寄らない、くれぐれもご用心を! |
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| 現在、貴殿は「総合消費料金未納分」について通信販売契約社、 |
| 運営会社から「未だ連絡が無い状態」として民事訴訟のよる訴状 |
| が提出されております。 |
| このまま連絡無き場合、指定裁判所から書類通達後に出廷とな |
| り、原告側の主張が全面的に受理され、被告の給与及び動産物、不 |
| 動産の差し押さえを執行官立会いのもと強制執行し、「執行証明の |
| 交付」を承諾して頂きます。 |
| 民事訴訟、裁判取り下げ等のご相談に関しましては当局にて受け |
| 賜りますが、こちら「総合消費者民法特例法」による法務省認可通達 |
| 書の為、「個人情報保護法」上、ご本人様のご連絡をお願い致します。 |
| 尚、当局は原告側からの訴訟通達、また訴訟の正当性を確認す |
| る機関であり、当局が貴殿に対し訴訟を提起するものではありません。 |
| 予め、ご了承下さい。 |
| ※最近、架空請求業者の新しい手口として小額訴訟手続(小額 |
| 訴訟は一日で判決が出てしまう為、放置してしまうと欠席裁判となり |
| 原告側の言い分通りの判決がだされる)を利用し、実際に訴訟を提 |
| 起する事例もございます。 |
| 万が一、身に覚えが無い場合、早急にご連絡下さい。 |
| 裁判取り下げ最終期日 本書到達後3営業日以内 |
| 03−3360−1332(訴訟管理課) 平日9:00〜20:00 |
| 〒164−0003 東京都中野区東中の4−19−8 |
| 民事訴訟通達管理センター |