“ひょうたんを作ってみませんか!” 田村 幸三
 
ひょうたん作りの楽しさを熱く語る田村幸三さん
ひょうたん作りの楽しさを熱く語る田村幸三さん
 ひょうたんは、地球上で人類が最初に栽培した植物で、
それがなんと、紀元前1万2千年と推定されるものが、
ペルーの洞窟から発掘された、と言われています。
 私は、TKS在職中の昭和50年代の始め頃、友人から
“ひょうたん”の苗を頂いたのがきっかけで、ひょうた 
ん作りを始めました。
 5月に植えて育てて行くと、7月初旬には小さなひょう
たんが付いた雌花が真白い花を咲かすことができました。
 ひょうたんは夕顔系なので、夕方に花が咲きます。そして、日に日に大きくなって
ゆき、8月下旬には、20cmほどまで成長いたしました。9月には、慣熟したひょうたん
の上部に穴をあけ水に浸け、皮をむき種を取り出して乾燥させれば完成です。
 TKS在職中のグループの飲み会の折に、ひょうたんに酒を入れて持って行った事
など、懐かしい思い出もあります。 
 平成になってから40cmほどの大きなひょうたんが出来た事を機会に、茅ヶ崎市内に
ある「湘南ひょうたん会」に入会して、今もひょうたん作りに精を出しております 
 
 一般にひょうたんと言われる形が基本型で、これを大型(30cm以上)、中型 
(13cm〜30cm未満)、小型(12cm以下)に分類されています。 
形の変わったものには、フラスコのような形の『アメリカひょうたん』、基本型を細 
めて引き伸ばしたような形の『ながひょうたん』、疣が付いている『いぼひょうたん』
壺のような形の『つぼひょうたん』等が有ります。 
 ひょうたんは角が無く、愛嬌のある形に心を惹かれる人が多いのではないでしょうか。 
 最近は、ひょうたんに、文字を書いたり、絵を描いたり色模様を付けたり、彫刻をし  
たり、また色々な形のひょうたんを組合せた加工品を作る等、多彩な作品作りを楽しん 
でおります。